墓の周りにズラリと並んだヤバそうなメンバーはほとんどがヒスパニック系。ハードドライヴィング・ラテンファンク・ロックの「He's Coming」や「Rejoice」など内容もジャケの印象通り。タイトル曲だけは雰囲気が違いスローテンポの哀愁ソウル。歌はヘタだが味はあり。

グループ名と同じレーベルなので当然これもプライべートプレスと考えていいでしょう。女性ボーカル含む４人組のファンク・ディスコバンドで、ロックっぽいギターが入ったファンク「Everything's Been Said About You」やAORとしてもいける「Who Was It This Time」などを聴くとメンバーは白人ではないかと思われます。

Try-Hardはカリフォルニアのレーベルのようですが、音のほうはサザンソウルの影響も感じさせる黒人女性ボーカリストのアルバム。ゴスペルベースのブルージーな曲が占める中、A-2「The Back Street」はディープファンク的にもオススメの１曲。

ピアニストのBilly Fosterは大学でピアノを教えるかたわらArt FarmerやClerk Terryといったジャズミュージシャンといっしょにプレイしていたという経歴の持ち主。このアルバムは半数以上の曲で女性ボーカルをフィーチャーしコンテンポラリーなサウンドを聴かせている。中でも「Always On My Mind」は透明感のあるボーカルが印象的なメロウAORナンバー。この後89年にリリースされた「Reflections」はトリオによる演奏のジャズアルバム。

ノースカロライナで吹き込まれた白人・黒人の混合グループのプライべートプレス。フュージョンっぽいインストやソウル、ファンクを演っていますが、白眉は女性ボーカルをフィーチャーしたB-2「Here We Go」で、ローズの響き、ギターピッキング、ヴァイブソロすべてが限りなくメロウなトラック。

何年も前から探していて最近ようやく手に入れたアルバム。Don Covayの中でも比較的見ないこのアルバムはタイトル通りファンキーな「Yo Yo(Part1&2)」を収録。それにしてもDon CovayってMick Jaggerそっくりですよね。ってMick JaggerがDon Covayに似てると言うべき？

あのHarry WhitakerとEnsemble Al SalaamのKhaliq al Raoufがメンバーだというのでスピリチュアルなジャズファンクをイメージして買ったんですが、結果は期待はずれでした。収録曲は３曲（内１曲は同名曲のLong Version）、計２０分程度のミニアルバムであるうえ、内容もジャズではなくこの時代特有のシンセを使ったつまらないファンクでがっかり。

スピリチュアルなサウンドを持ったミネソタのジャズフュージョングループで他にも数枚のアルバムを出している模様。ファンキーなA-1「Freeways」やブラジリアンフュージョンのB-1「April Fantasy」等悪くはないがそれ以上でもない。

50年代からWoody Hermanらとともに活躍していたらしいサックスプレイヤー。安かったこともあり何となく買ったんですがこれが意外と聴けました。「Machine Shop」と「Where's Frank」の２曲がともにイントロのギターカッティングとドラムブレイクがカッコイイ典型的ソウルジャズ。

Albert Collinsをはじめ数々の有名ブルースミュージシャンとのセッション歴を持つドラマーCasey Jonesのソロアルバム。と知ったかぶったようなことを書きましたが実は買った時この人が誰なんだか全然知りませんでした。いわゆるブルース！という感じの曲はなく特徴のないファンクやソウルばかりなのでオススメできません。