Vinyl Review - 14
Carlos
Franzetti / Grafitti (Guinness) '77 Guinnessの中でも一際クオリティ・価格ともに高いアルゼンチン生まれのピアニストのアルバム。スキャット入りブラジリアンフュージョンのオープニング「Beatritz」、ライトなフュージョンファンクB-1「Cocoa Funk」他ラテンテイストの素晴らしいトラック満載。 |
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Jasmine
/ Same (Guinness) '77 こちらは同じGuinnessでもあまり話題にならない1枚。購買意欲をそそるジャケじゃないので今までほとんど無視してましたが、知り合いに薦められ最近手に入れたところ内容は悪くありませんでした。ファンクトラック「Sweet Bee」「He's Coming Now」やジャズファンク「Four Fifths」あたりがオススメ。 |
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Haze
/ Same (Moonspell) '78 以前紹介したHazeの(たぶん)セカンドアルバム。前作から4年経ってすっかり洗練されたアダルトコンテンポラリーな音に変わってしまいとても同じグループとは思えません。時代を反映してかEW&Fの影響色濃いトラックやAORとも呼べるようなトラックが多数収録されており、そのどれもが高水準。中でもハーフタイムシャッフルのメロウフローター「I've Got A Song To Sing」は最高。はっきり言ってこれ名盤です。 |
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A
Train / Same (Sooto) '79 ルイジアナのレーベルからリリースされた白人5人、黒人1人のローカルグループ。内容はちょっとジャジーでソウルフルなAORといったところでしょうか。一番のお気に入りはそんなグループの特徴がよく表れた「Trip On Your Lip」。他にも爽やかなインストフュージョン「Time Stops」やフリーソウルど真ん中の「Baby Please」など名曲揃い。 |
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Tim
Eyermann / Unity (Juldane) '77 East Coast Offeringのリーダーとして知られるTim Eyermannのソロアルバム。ギターとエレピのシャープな刻みと高揚感を煽るホーンが素晴らしいタイトル曲「Unity」とハイテンションな演奏を高速で最後まで一気に聴かせる「For Our Friends In The Back」は文句なしのレアグルーヴトラック。 |
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Shade
/ Lost In Summer (Seatown) '76 「Mix of spiritual funk and jazz with female vocals」というふれこみに惹かれ買ったんですが、実際にはちょっとジャジーなソフトロックという印象のマサチューセッツのローカルグループ。もっとジャズ色が強ければけっこうな掘り出し物だったんですが... |
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Stanton
Davis' Ghetto/Mysticism / Brighter Days (Outrageous) '77 Gil EvansやDavid Sanbornとの共演等で知られるニューオリンズ出身のトランペッターのソロアルバム。その名の通りのファンキーなジャズフュージョン「Funky Fried Tofu」をはじめスピリチュアルなジャズファンクが聴けます。 |
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Starship
Commander Wooooo Wooooo / Mastership (Mastership) '81 見ての通りP-Funkまんまパクリジャケで一応元P-Funkコレクターとしては買わないワケにいかなかったんです。ところが内容は悲惨。チープなシンセと打ち込みに乗ってこの「ウーウー」なる男が奇声をあげたりヘタなバラードをやったりが延々と続きます。聴くに耐えない音楽です。皆さん、間違っても買わないように!被害者はワタシ一人でたくさんです。 |
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Whole
Earth Rainbow Band / What's A WARB? (Wranebeau) '75 ミネアポリスのジャズグループで少なくとも2枚のアルバムをリリースしている模様。内容はスピリチュアルなジャズファンク。A-1「Sincerity」はヴァイブをフィーチャーしたスペーシーなレアグルーヴでなかなかカッコイイんですが、その他のトラックはあまりオススメできません。 |
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The
Fuzzy Kane Trio / Oomph! (Bay Sound) '68 きっとファンキーなソウルジャズをかましてくれんるんだろうと思って買ったら、ただのラウンジバンドでした。そのテが好きな人には定番「The Look Of Love」や「Mrs. Robinson」なんか悪くないと思いますが、レアグルーヴファンには「I've Got My Mojo Working」のカバーも物足りないのでは? |