Vinyl Review - 24

Lord Shepherd / Evidence For Real (Verline) '81

ドラマーAmbonisye Lord Shepherdのカリフォルニア産プライベートプレス。収録曲はすべて本人のオリジナル。スピリチュアルなジャズで始まったと思ったら、A-3「Fight For It」はヴォーカルが入ったフツーのファンク。オススメはB-1「The Day The Little Shepherd Boy Became A Lord」でうねるベースとピアノソロが鳥肌もののレアグルーヴナンバー!

The Col Nolan Soul Syndicate / Live At Jason's (Avan-Guard) '73

オーストラリアのジャズピアニストCol Nolanのライヴ盤。オーストラリアのジャズ・ファンクものコンピ「Heading In The Right Direction」には彼の「Buckingham Palace」というメッチャクチャカッコいい曲が収録されていましたが、これに勝るとも劣らないレアグルーヴ「What's The Use」を収録。ギターとエレピが紡ぎ出すグルーヴと「パパパ」コーラスで即死しない人は異常!

A Train / Same (Southern Star) '79

パート14で紹介したA Trainのもう1枚のアルバムをやっと入手!と思ったらナント単なるジャケ違い盤でした。裏ジャケはまったく同じで収録曲も曲順もすべて同じ。最近更にこのジャケで左下にレーベル名が記載された盤も発見。どれが本当のオリジナルなの???

Geraldine de Haas / Same (Elsa Progressive)

かつてAndy & The Bey Sistersのメンバーだった黒人シンガーのソロアルバムはGino VannelliとPaul Ankaのカバー集。この2人の組み合わせは?だが両カバーとも意外と違和感なく混在している。中ではGino Vannelliの「Summers Of My Life」がダントツで、原曲を聴こうと思ってレコード棚を探してみたら持ってなかった!買わなきゃ!

Warmth / Warmth II (Cooper House)

「Private Jazz/Funk!」なんて書いてあったからそういう音を期待してたんだけど、実際の内容はボッサ風味もまぶさったヴァイブ中心のジャズフュージョン。これはこれで悪くなくて、地味ながら聴けば聴くほど味が出るヴォーカル曲A-2「Girl Gardening」とB-4「Praise Poems」がマイフェイヴァリット。

Ozzie Dasilva / Zig-Zag With Love (Cocktail)

ブラジル人キーボードプレイヤーのハリウッド録音ライヴ盤。と言っても擬似ライヴっぽい。それはともかくこの人ヴォーカルがヘタクソで聴いてられない。オープニングは怪しげなファンクもどきの曲なので音痴もそれほど気にならないけど、数曲あるボサノヴァのカバーなんか歌が入ってくるとガクっときます。クズレコです。

Jorge Reyes / Pocito 11 (Areito) '83

キューバのバカテクミュージシャン軍団イラケレのベーシストのソロアルバム。オープニングのタイトル曲は彼の超絶ベースが暴発状態のキューバンファンキーフュージョン。ライト&メロウな「El Don De Victoria」も好トラック。

Pacific Salt / Same (Ramophone) '73

3管をメインに据えた7人編成のカナディアンジャズグループ。ホーンリフがやたらカッコいい「Raw Toast」、グルーヴィーなラニングベースとシャープなギターカッティングのイントロだけでヤラレるラテンジャズ「Aztec」、エレピが跳ねまくる「Four Leaf Clover Man」など聴き応えありの一枚。

Dick Jensen / The Writer (Giant)

60年代からレコードを出しているハワイのポップ/ロックシンガー。つまらない曲がほとんどだし、このテの声がどうも好きになれないが、A-3「Windward Lady」はゆったりフォーキーグルーヴで◎。あとはハワイアンボッサ「You Keep Turning Me On」がまあまあといったところ。

Lady Brown Sugar Bell / The Lady Is Armed And Dangerous (Mersey)

またまた買ってしまったカスレコ。シロートみたいにヘタクソな演奏とヴォーカル。黒っぽい曲はなくすべて安っぽいロック。最低!
*NOT recommended! Horrible!!!