Vinyl Review - 26
Danny
Long / She's Here At Last (Hark) Danny Longといえば某ガイドブックに掲載された「Four Sides Of Love」が有名だが、ハッキリ言ってこっちのほうが数倍素晴らしい!中でもNeil Sedakaの隠れた名曲「What Have They Done To The Moon」の超グルーヴィーカバーはあまりのカッコよさに茫然自失。2分40秒という極めて短い時間の中にキラーと呼ばれるための要素が全て詰め込まれている。もちろんこれ以外にもヤバイ曲多数。絶対「買い」です。 |
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Robert
Brown Jr. & The Poliers / I Find The Way (JoAnn) デトロイトのゴスペルソウルグループ。退屈なブルースソウルがほとんどで「またハズレか」と思ったら、B-3「Alcohol」でやってくれました。ドラムブレイクもヘヴィーなベースもワウギターも文句なしのディープファンクトラック! |
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Alfredo
de la Fe / Alfredo (Criollo) '79 SantanaやFania All Starsでの活動で知られるラテン系ヴァイオリニストのソロデビューアルバム。パーカッションブレイクにふわりと被さるエレピとシャープな刻みのギターが入るイントロだけで既にノックアウト状態のガラージクラシック(らしい)「Hot To Trot」を収録。この1曲のために買って損はなし。 |
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Frank
Roberts Four / In Canada (Westmount) カナダのグループのようなのでMajesticsみたいな音を期待して買ったが甘かった。ヴォーカル、サックス、オルガン、ドラムという変則4人編成で、つまらないロックンロールやポップスのカバーが占める中、唯一の救いはアイズレーの「It's Your Thing」。Majesticsほどのワイルドさはないがオルガンの鳴り具合なんか悪くはない。 |
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Kenneth
Jenkins / DBA: Success (Pacific Arts) '79 黒人ベーシストKenneth Jenkinsのジャズフュージョンアルバム。どの曲も悪くはないけどありがちなサウンドですぐに飽きそう。中ではラテンフュージョンのB-2「Carlos」がけっこう好きかな。 |
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David
& Copperfield / Know Where The Love Is (No Label) ユタ産白人ファンキーロックバンドのプライベートプレス。もちろんどっかのマジシャンとは何の関係もない。単にリーダーがDavid Eyreという人でバックバンドの名前がCopperfieldということらしい。B-6「Loving Satisfaction」はホーンセクションやパーカッションまでフィーチャーしオルガンが暴れる最高のファンクトラック。ボーントゥビーワイルドなヴォーカルが若干ウザいがA-5「Climbing Up The Ladder」もラグドなオルガンがエラくカッコいいファンキーロック。 |
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Momi
/ Share The Light (Amberose) ハワイのハープ奏者&シンガーMomi Riley。透き通るようなハイトーンヴォイスと流麗なハープ、それにペダルスティールやヴァイブまで絡んでくれば昇天必至。カラパナのギタリストD.J. PrattやKapono Beamerなんかもバックで参加。穏やかな休日の午後にでも是非お試しください。 |
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Bermuda
Strollers / 76 (Edmar) 後で知ったんだけどこの人達何枚もLPを出してるらしいので母国バミューダじゃけっこう有名なグループだったんだろう。内容はファンク度ゼロのカリプソサウンド。自分には関係のないレコでした。 |
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Ron
Shaull Shakedown / Makin Ya' Feel Good (Point Blank) 白人サックス&フルートプレイヤーRonald L. Shaull。経歴も不明だが音を聴いてもロック畑の人かジャズ畑の人かよくわからない。ソリッドなジャズファンクB-1「Luvta Party」とA-3「Gotta Do It」がオススメ。 |
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Wilfred
Percussion / Same (S.I.A.E.) Wilfred Copelloというパーカッショニストらしき人物のイタリア産プライベートプレス。収録曲の半分以上がM. NascimentoとH. Pascoalのカバーで女性シンガーをフィーチャー。個人的にはブラジルじゃなくてラテンジャズ系を期待してたんでちょっとがっかり。 |