Vinyl Review - 36

The Stark Reality / Discovers Hoagy Carmichael's Music Shop (AJP) '70

テレビの教育番組用?収録されているのはホーギー・カーマイケルが子供のために作った曲が中心らしい。しかし演奏はファズのかかったヴァイブにフリーキーなギターとかなりサイケデリック&ストレンジなジャズロック。全然好みじゃないッス。どこかで6桁で売ってたけど、それ絶対ありえないので無視しましょう。

Angela Simpson / Angela (Spectrum)

キッズものは苦手だがコイツはヤバい!6歳の女の子アンジェラちゃんのラップとファンキーなバックトラックが激カッコいい「Lenox Ave.」と「Rapping」。ポイントはやっぱりベース。特に後者なんかオルガンとともに暴れてくれてます。他の曲はNGだけどこの2曲で買い!

Ron Baumber / China Doll (Ixtlan) '76

隠れた名盤がまだまだ埋もれているカナダのシンガーソングライター。プリAORやメロウなSSWが好きな人ならきっと気に入る内容。全曲素晴らしいが中でも「Dana's Song」は優しいエレピの音色に身も心も癒されます。

Jaman Quartet / Sweet Heritage (Mark)

プライベートプレスおなじみの低予算風景ジャケ。ピアニストのJaman(J.E. Manuel?)率いるジャズカルテット。スティーヴィーの「You Are The Sunshine Of My Life」のカバーはイマイチだが、ジワジワと熱く盛り上がるジャズファンク「Free Will」は聴きもの。

Michael Bisio Sextet / Ours (C.T.) '83

ベーシストMichael Bisioを中心とするシアトル産セクステット。オーソドックスなジャズなんでジャズファンク好きには向いてません。

Audley Williams / Hip Hug-Her (Abel) '69

ジャマイカから一旗あげるためにカナダに渡ったヴァイブ&ベースプレイヤー。タイトルはもちろんBooker T. & The MG'sの曲。これがパーカッションがボコボコ言っててメチャクチャグルーヴィーなバージョン。その他はライトタッチなカリプソ系でイマイチ。

Beverly Glenn-Copeland / At Last! (Atlast) '83

カナディアン・シンガーソングライターの4曲入りミニLP。ダウンテンポのハーフタイム・シャッフル「Journeyman」が渋い。オルガンとフルートもいい味出してます。

Percy Smith / More To Me Than You See (Penthouse) '82

カリフォルニアの男性シンガー。Harvey Scalesが曲作りに参加しているが内容はどうってことないファンクサウンドで退屈。

Freeway / On The Road (No Label)

なんでこんなレコ買っちゃったんだろ?自分の勘の悪さが情けなくなる。カーペンターズ、キャプテン&テニール他ベタなポップスカバーばかり。演奏ヘタだし。ま、限りなくローカルなんでしょうがないんだろうけど。買ったオレが悪い?どーもすみません!

The Pyramids / Birth Speed Merging 1976 (Pyramid) '76

ローカルグループながら3枚のLPを残している模様。イッちゃってるアフロ・スピリチュアル・ジャズが全編に渡って展開されているが、ディープ過ぎてついていけず途中で針を上げました。降参。