Black Vinyl Review - 103

Sadaka / Premonition (Creatic/82/US)

カリフォルニア、オークランド産のスピリチュアル・ジャズ。リーダーはUmlah Sadau-Holtという人でサックスとキーボードをプレイしている。いずれも女性シンガーをフィーチャーした「You Make The Sunshine」、「Children Of The Universe」、「African Violet」の3曲が特に素晴らしい。70年代な質感のサウンドも高得点の傑作盤。

Mor Thiam / Dini Safarrar (Rite/73/US)

なんでも吸収できた昔と違って今は音の好き嫌いがやけに多い。和モノ、レゲエ、ブラジル、ヨーロッパ系、ラウンジ、スキャット、ライブラリー...と苦手なものを挙げていけばキリがない。そしてファンク寄りだろうがジャズ寄りだろうがアフリカものもNG。そして、これもやっぱり自分向きじゃなかった。

Compass / Compass Rises (Schoolhouse/73/US)

音がどんなにカッコ良くても白人グループだとわかった瞬間に醒めてしまう。ま、バカなんで許してください(笑)。で、この人たちはどっちかわからない。内容は悪くないので、わからないままでいいかも。

Coalition / Birth (Kenya/78/US)

その昔、こちらで教えて頂いたもの。最高でした!ありがとうございます!

Morehouse College Jazz Laboratory Band / Only The Beginning (No Label/-/US)

なんつっても黒人の太さ加減に脱帽。コンピにも収録された「Hummin'」で極太グルーヴを堪能してください。

George Semper / Makin' Waves (Imperial/-/US)

今更感200%。そのうち買おう、と思っていたら20年以上経っちゃいました。パーフェクト・サークルやインナー・シティー・レーベルでの仕事も要注目の才人ギュウギュン唸る荒くれたオルガンがエキサイティング!

Coco York / Come On Everybody (Janda Jazz/81/AUS)

今更感200%その2。一昔前に話題になったレコード。ジャズとソウルのブレンド具合が良い塩梅で、聴きどころ多数。

The Mighy Jubilations / I Found The Answer (Jacobs Music/81/US)

ヴァージニアのゴスペル・ソウル・グループ。「If You Make One Step」はギターのカッティングが心地よい滑らかなソウル・ナンバー、などと10年前ならオススメしてたかも。今はもう薄っぺらさしか感じない。

Craig Peyton Group / Pyramid Love (Broken/77/US)

Kon & Amirが拾い上げた「Home」で注目を浴びたバンド・X。そのリーダー、クレイグ・ペイトンがグループ名を変えて翌年にリリースしたもの。大きな路線変更はないが、「Home」のような魅力的なトラックはなく印象に残らない内容だ。

Sylver Lee Cole / Images Of Love (Rose's/78/US)

ハリウッド録音のマイナーなフィメール・シンガーもの。途中パーカッション・ソロを挿入し、11分にも及ぶ「Hot Seat」は、ライト・メロウ感たっぷりのナイス・チューン。

* These are NOT all recommended LPs!!!

2013.08.09