ネブラスカ産の詳細不明のアルバム。“STUDIO DEMO NOT TO BE SOLD OR RELEASED”とあるので正規盤はなさそう。A面は「I Have To Satisfy」「You Took A Second Look」といったかなりヤバいロウ・ファンクを収録。ともにグルーヴを支配するベース・ラインに注目だ。一方B面では25分に渡ってフリーかつアヴァンギャルドな演奏が展開され、そちら方面の方にもアピールするかも？

ミシシッピ州ジャクソンで行われたと思しき複数の無名アーティストによるライヴ・アルバム。ほとんどがロック系だが、エイジ・オブ・アクエリアスというグループによる「Slippin' Into Darkness」のカヴァーは低重心のヘヴィ・ファンクに仕上がっている。

自主制作に近いマイナー盤でこれだけ内容が充実しているアルバムはそれほどないと思う。サウンド的にはメロウ度が高いのでソウル系よりもAOR系として人気なんだろう。アコースティック・ギターを上手く使った美メロ・トラックばかりで最高としか言いようがない。

本作収録の「Take Yo' Praise」がネタなんだそう。曲としてはイマイチなんだけどジェイムズ・ベンジャミンのベースがカッコイイことは確か。それよりオジサンの好みとしてはオープニングの「But It Comes Out Mad」かな。このテのスロー・グルーヴはボディ・ブロウみたいにジワジワ効いてくるんだよねぇ。

大物ジャズ・シンガー、エセル・エニスの地元ボルチモアでのライヴ録音。極めてラウンジーな内容なんだけど、フローラ・プリンで有名な「Open Your Eyes You Can Fly」のカヴァーは聴きもの。演奏、アレンジともこっちのほうがずっとシンプルでレア・グルーヴ度高し。

ドミニカ出身と思われる女性シンガー。悲しいかなとても歌が上手とは言えない。イントロはジャズ・ファンク的でそれなりにカッコいい「Red Light Lady」も炭酸の抜けきったコーラのようなヴォーカルが入ってくるとタメ息が出てしまう。なんでコレ買っちゃったんだっけ？(笑)

黒っぽいイラスト・ジャケがジャマイカ・オリジナルだと思っていたのですが、同じタイトルの別ジャケが出てきたので買ってみました。ジャケの紙質・作りは、いかにもジャマイカ的な薄っぺらい左に比べて厚みもあり米盤っぽい。ただ、盤のラベルもマトリックスもまったく同じでした。ハイ、大変申し訳ございません、今回もどっちが先とかオリジナルとか肝心なことはわかりませんですぅ(笑)。

長期間リプロを保有、オリジナルは過去何度も手に入れる機会がありながらその都度価格面で折り合わずスルーしていたコレを先日ようやく入手。ジックリとリプロとの違いを確認しながら聴く原盤のサウンドは格別ぅぅぅ！ あ、オタクですみませんね(笑)。

これも今更って感じですが持ってなかったので。もちろん黒ジャズ名盤。そしてファンク好きにはやっぱり「Guerilla Warfare」かな。

和モノ、ヨーロッパ、ブラジル、レゲエ、ライブラリー、ラウンジ等々、苦手なものを挙げていけばキリがないが、アフリカものってのもどうも受けつけない。特有のアクの強さというか土着性というか、聴いていて何か居心地の悪さを感じてしまう。ただ、このアルバムはそういった印象がそれほど強くなく、エレピを生かした「Jam Session」や「Blowin' Western Mind」あたりはジャズ・ファンク的なアプローチで悪くない。