Black Vinyl Review ~ 116

Helene Smith / Sings Sweet Soul (Deep City/-/US)

2000ドル超え?ってのはチト高すぎる気はするけどレアなことは間違いない。詳細はこちらで。レア・グルーヴ的にはJBタイプのファンキー・ソウル「You Got To Be A Man」につきる。

Earl Washington / Walk In The Light (Power&Light/78/US)

いつもお世話になっているこちらで教えて頂いたアルバム。ジャケットはゴスペル系LPで使い回されているお馴染みのもの。本人、バックも黒人なのでゴスペル・ソウルを想像するがアコースティック・ギターをフィーチャーしたシンガー・ソングライター的なサウンドでとても聴きやすい。とはいえジーザス、ロードは連発(笑)。

Toledo Scott High School Jazz Ensemble / S.T. (Musicor/72/US)

片っ端から学生バンドを聴いてきたつもりだけど本当に良いものはほんのごく僅か。定番オハイオ・プレイヤーズ「Pain」のカヴァーも悪くはないがオリジナルを超えることはあり得ない。

Toledo Scott High School Jazz Ensemble '74 / Timeless Soul (Musicor/74/US)

こちらも同じ学校の74年ヴァージョン。「The World Is A Ghetto」や「People Make The World Go 'Round」などのカヴァーを収録したそのスジ(?)の方々には人気の一枚(???)。

V.A. / Under The Yellow Balloon (No Label/81/US)

子供向け教育テレビ番組のサウンドトラック? 2分に満たない曲が1枚のアルバムに30曲以上収録されている。特にB面の「This Map」〜「You'll Be Home」〜「Directions」〜「North, South, East, West」と続くヴォーカル曲の流れが秀逸。黒さは感じられないもののレア・グルーヴ的なサウンドが楽しめる。

People / S.T. (GCP/77/US)

レーベルからもおわかりの通り基本テックス・メックス。但し、ティト・プエンテのカヴァー「Picadillo」とグルーヴィーなインスト・ディスコ「Sholongo」がまあまあ。

V.A. / 1963 Notre Dame Collegiate Jazz Festival (Silver Crest/63/US)

名著「インディペンデント・ブラック・ジャズ・オブ・アメリカ」でも紹介された3枚組LP。カレッジ・ジャズ・フェスティヴァルの模様を収めた内容で、アースのモーリス・ホワイト、ドン・マイリック、ルイス・サターフィールド等のユニット、ザ・ジャズメンによる「Max Waltz」のインパクトは強烈。

The Chubby Jackson Band / Groovin' With Chubby And Dadd (Jazz Forum/-/US)

税金対策レーベル(たぶん)からのローカル・ラウンジ・ジャズ。録音も悪いがウェルドン・アーヴィンのカヴァー「Mr. Clean」はドラム・ブレイクでスタートするグルーヴィー・チューン。

Pala / Speed Ball (Grapevine/77/US)

マイナーな音源を数多く輩出しているグレープヴァイン・レーベル。 ここから2枚のアルバムを出しているパラという正体不明のジャズ・ユニット。内容はイマイチ。

Don Cunningham / Something For Everyone (Exclusive/65/US)

昔から人気のこのアルバム、個人的にはあまりピンと来ないなぁ。即売り払いました(笑)。

* These are NOT all recommended LPs!!!

2016.5.31