Black Vinyl Junkie ~ 117

Righteous Rhythems / S.T. (United Recording/69/US) *Acetate

片面のみ4曲収録されたアセテート盤。音を聴く限り黒人グループだと思われる。リー・ドーシーがヒットさせたアラン・トゥーサン作「Get Out Of My Life Woman」は荒々しいヘヴィー・ファンクに仕立て上げられていてヒート・アップすること間違いなし。

Sweet Taste Of Sin / Presents Sounds Of Success In '76 (Eva-tone/76/US) *Flexi Disc

ついにソノシートにまで手を出してしまいました(笑)。A・B面あわせて計5曲収録。意外にまともな、いや、かなりいい線いってるファンク/ソウルが聴けます。スローもなかなか。

Johnny Acey / My Home (Turbo/-/US)

オール・プラチナム系レーベルの中でもかなり珍しいアイテム。ブルース・シンガーによる唯一(らしい)のアルバムで同ジャケットを使ったコンピCDも出てるみたい。ファンキー・ソウル「Nobody's Woman」を収録。

Joe Richardson / Well Aged (Turbo/-/US)

こちらも同じくオール・プラチナム傘下のターボから。レアなアイテムという点も同じ。コースターズやキング・カーティス等のバックでギターを弾いていた人のよう。ヴォーカルもギターもナヨナヨしててなんだかなぁって感じだけど「Nobody's Woman」のみ激しくイナタい並ファンキー・ナンバー(笑)。

Inez Andrews / This Is Not The First Time I've Been Last (ABC Songbird/75/US)

ゴスペル・ソウルで好みのものは非常に少ない。が、ここに収録されている「This Is Not The First Time I've Been Last」はアコギのカッティングとブルージーなヴォーカルが最高のロウ・ファンクでオススメ。

Third Rail / Reachin' For It (Two Twenty Two/82/US)

黒人5人+白人1人のソウル・バンド。82年なのでシンセ多用のエレクトリックな音だが打ち込みじゃないので、どこかスティーヴィー・ワンダーっぽい「Just Had To Tell You」とかそれなりに聴ける感じ。

Jesus Caunedo / Fire & Sugar (Montilla/-/US)

キューバ出身のサックス&フルート・プレイヤー。クレジットはないが録音は70年代前半から中頃か。同時期のティト・プエンテのようにソウルやロックからの影響を強く受けたラテン・サウンドが聴ける。中でも「Bokolo」や「Fire & Sugar」などはレア・グルーヴとしてもグッド・クオリティ。

Purple Image / S.T. (Map City/70/US)

ブラック・ロックにスポットが当たると必ずと言っていいほど紹介されるパープル・イメージ。最近このテのサイケかつロックな音に再びハマってるゆえ改めてピックアップ。「Marching To A Different Drummer」なんてかなりイっちゃってる感じで気持ち良し(笑)。

Black Merda / S.T. (Chess/70/US)

こちらもブラック・ロックの範疇で語られることの多いグループ。歌い方も含めてジミヘンを意識しているのは間違いない。ロック的なアプローチによるファンクやアコースティック・ナンバーに滲み出る“黒さ”を感じる。

Bobby Pauneto / The Modern Sound Of (Mardi Gras/-/US)

ロックの後は涼しげなヴァイブの音色にやられっぱなしのラテン・ジャズ名盤で完結。

* These are NOT all recommended LPs!!!

2016.10.20