Vinyl Review - 39

Jay Mithcell / Spirits Of Fire (Freeport Sounds)

バハマのファンキー男Jay Mitchell、2回目の登場。前回紹介したアルバムのほうがファンク度は高いが、これに収録の「Do Your Thing」もヘヴィーでよし。ただ他がイマイチなので大金を積まないようにしましょう。それにしてもこのジャケ、コイツ人間か?

Quique Y La Sabrosa Orquesta / Yes Man! - Oh Boy! (Hope)

ラテンはまだまだ初心者。間違ったこと書いてたら指摘してください。で、これはコンガ奏者Enrique Rosa率いるオルケスタのブーガルーアルバム。ブーガルーファンには人気のレコらしいけど個人的には「ちょっと軽いかな」って感じでイマイチでした。

The Entertainers / Same (HMC) '83

ソウルフルなAOR?AORっぽいソウル?白人グループらしいが自分好みの曲がズラリと並ぶ。中でもお気に入りはChi-Litesの「Hot On A Thang(Thing)」。こういうウキウキするようなリズムのキャッチーなソウルってツボ。Turley Richards作「I Won't Cry Anymore」はボズの「Lowdown」みたいでAORファンにも受けそう。

Grupo De Experimentacion Sonora Icaic / Same (Areito)

Areitoと言えばキューバ。らしからぬドロドロしたイントロからサイケフォークみたいな音(聴いたことないけど)へ展開するオープニングとパーカッション主体による呪術的なA-2を聴いて「また失敗か」と思ったら、B-1「La Contradanza」でやってくれました。涼しげなフルートで始まり後半熱く盛り上がるキューバンジャズ。そしてB-3「Cancion Con Todos」はブラジル的なコーラスにグルーヴィーなオルガンがカッコいい。よしよし。

Goody Oswardo / Swings (Willow)

ジャケもイカしてるが中身も負けてない。「I'm Gonna Have My Fun」に「Yea Yea I Like It」とブーガルー全開。そしてJoe Torresもやってる「Get Out Of My Way」。ドッシリしたボトムが気持ちよく重たいグルーヴを生み出す。必聴!

Tom Pomeroy / Tom (Custom Audio)

見よ、この冴えない手書きジャケ。こういうの見るとすぐに悪い病気が出ちゃう。カナダのジャズピアニスト。ベース、ドラムを加えたトリオによる演奏でブルージーなジャズが聴ける。そして一曲期待していた音が。グルーヴィーなソウルジャズ「Midnite Train To Mimico」。うん、満足。

Mike Williamson / Friends Forever '79

ウィスコンシンのプライベートレーベルからのAOR寄りシンガーソングライター。ちょっと聴きすると爽やかでよさげだがベタなメロディー展開がポピュラーミュージック的でクサい。「I Can't Forget About You」や「The Long Long Road」なんかイントロからAメロあたりまではいいんだけどその後がなあ。

Rob Mehl / Taste And See (Ministry Resource Center)

同じ爽やか系のシンガーソングライターでもこっちは素晴らしい。ロス録音のハワイもの。中でも飛び抜けてるのは極上メロウのA-2「Overboard」。エレピ、パーカッションが絶妙なバックトラックもいいんだけど何よりこの人の優しい歌声が好き。これだからハワイものはやめられない。

Sharron Lucky / Channel Four (Melody House)

「For 4, 5 and 6 years olds」なんて書いてあるし当然お子チャマ向けお歌のレコード。「How Does A Caterpillar Turn Around」がオススメだっつーから買ってみたが...うーん、この100%グッとこないブレイクがそんなにいいか?カス。

Orquesta Novel / Do The Boogaloo (Fonseca)

グループ名とタイトルがジャケの表・裏、レーベルとそれぞれ違っててよくわからないので、とりあえず裏ジャケ記載を正としました。そんな怪しいレーベルFonsecaはコレクター心をくすぐるやはり怪しいレコが多い。A-1タイトル曲も悪くないんだけど最近はマンボのほうが好きかなあ。ってワケでB-4「Mambo For Naguabo」を推しておきます。

2006.10.06