Vinyl Review - 40
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The
Alan Lee Jazz Quintet & Friends / The Smilor (Jazznote) オーストラリアのヴァイブ奏者Alan Leeの快作。もちろんハイライトはコンピにも収録された「Flying Saucer」。ドラムが細かく刻みピアノが飛び跳ねヴァイブが滑る。うまくはないが味がある本人のヴォーカルも悪くない。ウォーの「The World Is A Ghetto」カバーやタイトル曲もオススメ! |
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Jonathon
Hansen / Out Of The Rut (Hans-Off) '78 プライベートプレスと思われるキーボード奏者(ベースも全曲で弾いている)のアルバム。内容はフュージョン+AORといったところだろうか。女性シンガーもフィーチャーしたB-3「Is This What You Wanted?」の疾走感が気持ちいい。でもその他の曲は悪くはないがイマイチ冴えない。シンセを多用しているところもダメ。 |
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Llans
Thelwell & His Celestials / Now At The Colony Hotel (Dynamic) ジャマイカはモンテゴ・ベイのホテルバンド。Primero Vinoさんのホテルバンド特集に刺激されてチョイスしてみました。音のほうはレゲエやポピュラー曲カバー等ほとんど聴くべきものはないが、唯一JBのカバー「Mother Popcorn」(ここでは曲名が「Popcorn」になっている)はこのバンドにしては奇跡的にハジケててビックリ。 |
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Chuck
Kruger / Windy & Warm (Sail) '78 マサチューセッツのシンガーソングライター。A-1「Windy & Warm」、A-2「A Little Jazz For Jezebel」と頭から続けざまにアコギでジャジーにスイング。そしてグッドタイミーな「Take Time Out」と「Goodtime Jones」。たまらん!たまにこういうのに出会うからレコ掘りはやめられない。 |
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Eddie
Hernandez / All We Need Is Love (MIO) ニューヨークのラテンレーベルMIOの第一弾がこのトロンボーンプレイヤーEddie Hernandezのアルバム。数曲入ってるブーガルーはどれもあまり好みじゃないが、マンボ「Eddie's Mambo」とデスカルガ的展開もみせるA-5「Swing」にヤラレる。 |
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Stella
Lawson / Goin' For It (SL) '82 ジャズシンガー。「SL」って本人のイニシャルとっただけなんで当然これもプライベートプレス。でもバックにはHarold Danko、Butch Milesなんて著名なジャズミュージシャンが参加。よく調べたらこの中の「This Will Be My Shining Hour」が某カフェ系コンピ(そんな言葉あるのか?)にも収録。まあよくあるパターンのジャズボッサです。A-1「Somebody Loves Me」のスキャットもおいしい、かな。ってもう「ボッサ」とか「スキャット」とかお腹一杯? |
George
Banton / T.S.O.T (S.I.G.H.T.) カナダのちょいディープなモダンソウルシンガー。T.S.O.T=The Soul Of Trontoだって。70年代かと思ったら打ち込みなんで83、84年頃の録音かな。この時代のエレクトリックなサウンドは耳がまったく受けつけない。その上曲もつまんなくてサイテー。 |
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Fuera
/ Un Dos Tres Y ... Fuera (Discolando) '76 買ったものはアメリカ盤っぽいけど実際はヴェネズエラのグループみたい。A-1「Machu Picchu」はドデカイ音で聴くとパーカッション炸裂部分だけカッコいい。もちろん残りは全部死んでます。 |
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Lionel
Hampton / Chameleon (Glad-Hamp) '80 説明不要のヴァイブじいさん。タイトル曲はもちろんHerbie Hancockだけど、この人にこんなレコードがあったなんて全然知らなかった。「Chameleon」をはじめHorace Silverの「Psychedelic Sally」やFrank Fosterの「Raunchy Rita」のカバーはそれなりにジャズファンクしてるけどなんかグッとこないってゆーかグルーヴにウネリがないんだよなあ。 |
Max
Groove / City People (Max Groove) '81 ロックしてそうな白人メンバーだけだったら買わなかったが一人黒人がいたので、つい。しかぁ〜しっ!とても最後まで聴けない退屈な曲のオンパレード。どうにかしてくれよお。オレ? |
2006.11.13