Vinyl Review - 47

Soul Expediton / Same (Lefevre Sound)

レア度、内容、価格、そのすべてが最高峰。ブッちぎりのディープ・レア・ファンク・グルーヴ。「Itching」「Night Life」「Get Down On It」「I Don't Know What This World Is Coming To」とドタマかち割るトラックのオンパレード。

King James Version / First Time We Met (Peacock) '74

ここに収録の「I'll Still Love You」がサンプリングネタらしく場合によってはとんでもない価格で取引されているお皿。メロウゴスペルソウルといった感じでなかなかいい曲なんだけど、オジサンはそういう事情にはまったく興味ないから高額で買うのはいやだなぁ。

Floyd Lawson & The Heart Of Stone / Coming Out (Flo)

カナディアンファンクグループ。全曲カバーだがヒートアップしっぱなしの骨太ファンク満載。「Theme From S.W.A.T.」、ナイトライターズ「K-Jee」、タワー・オブ・パワー「Only So Much Oil In The Ground」等ハイテンションすぎて疲れるくらい。

Gus Poole / Soul Revolution (Novasonic)

キーボード(オルガン&エレピ)、サックス、ベース、ドラムのカルテットによるソウルジャズ。価格のわりに内容は×。千円以下でも買う価値なし。

Sylk / Same (Earthquake) '82

80年代のファンクで好きなものはほとんどない。自分にとってファンクは60、70年代がすべて。だからこのアルバムに求めるのはソウルかメロウな曲。そういう意味ではAラス「I Just Want To Know Your Name」なんかいいんだけど、イントロにも使われ繰り返し挿入される奇妙なフレ−ズがブチ壊してて悲しい。耳障りなチープシンセもマイナス点。

Kurtis Scott / Music For The People (Apache)

今回も「究極」シリーズから1枚。で、ともかくこれ、音悪すぎ。ファンクの「Let's Party After Hours」やアッパーソウル「Build Part I-II」などけっこういい曲があるだけに残念。

Harry Beckett / Joy Unlimited (Cadillac) '74

イギリスのトランペット奏者。UKジャズシーンではけっこう有名な人みたいですね。ブレイクで始まる「Rings Within Rings」に魅かれたんだけどテーマに入るとイマイチ。他も冴えない。

Moe Koffman / Sorcerer's Dance (Hopi) '72

こちらはカナダのフルート奏者。試聴したら「Cantelope Island」のカバーがよかったんで買ってみました。ただ後でわかったんだけどどうもこれジャケ違いのセカンドプレスらしい。安レコだけど、それでも、ガクッ。

Lois Snead / A Great New Feeling (Spire) '77

全曲自作のゴスペル系ソウルシンガー。チープで魅力のないイナタソウルばかりで1曲も使えるものはない。即売りしかない。

Poison Ivy / Medley Of Memories (Even-Flow)

ジャケ買い。買うでしょ?フツーこのジャケなら。でも、ハメられた。まんまと。あんまりつまらないんで通して聴くのは不可能。そして自分の勉強不足を痛感した。ソウルの道は奥深く険しい。

2007.03.25