Vinyl Review - 52

The Topics / Wanted Live! By A Million Girls (NCS)

誘惑のブルージャケ。マイナーレーベルらしいシンプルなデザインも魅力。そして内容も最高だった。オープニングの鳥肌ものソウルダンサー「Keep Dancin'」からラストまで、アップ、ミディアム、スローすべてが素晴らしい。ちなみにあのTSGのトピックスとは別グループ。タイトルに「LIVE」とあるけどスタジオ録音です。

Manteca / Ritmo Y Sabor (GRC)

キューバン・パーカッショニストLazaro "Manteca" Plaのファーストアルバム。このひょうきんそうなオヤジ顔からはとても想像がつかないファンキーなラテンレアグルーヴ爆発。「Afro Funky」「Cosas de Manteca」などパーカッションとベースを中心に繰り広げられるストイックなサウンドに圧倒されまくり。

West Coast Revival / Same (L.A. International) '77

モロ好みのソウルダンサー「It's Gonna Be Hard」、ダウンテンポでグッとファンキーに迫るドラムブレイク入り「Feeling Alright」、ロックなギターが若干ウザいがブットいグルーヴが迫力の「The Family Was Right」、涼しげなミディアムソウル「Free」と内容充実の好盤。

Forest / Same (No Label) '78

マサチューセッツ産白人(たぶん)ロックバンドのプライベートプレス。A-2「I Can't Live Without You」はスティーヴィーの「As」にソックリなメロウトラック。B-4「Crazy Days」もグルーヴィーで○。

Stevie Jackson / Thinking About You (Vee Jay) '77

77年とは思えないダーティーなサウンドのファンキーソウル。悪くはないが目立った曲もなく、特に歪んだギターが鬱陶しいことは言うまでもない。

The Johnny Frigo Sextet / The Electric Jazz Of Gus Giordano (Orion)

シカゴのジャズダンサーGus Giordanoプロデュースによるこの手のアルバムは数枚出ている模様。白眉は「Scorpio」でブラックムーヴィーのサントラみたいにスリリングな展開にブレイクも入る文句なしのレアグルーヴ。

Zweebop / Love So Strong (Baby Grand) '79

懲りずにまた買ってしまったこのレーベル。Tereaみたいな奇跡がそう度々起こるわけないないよなぁ。全曲カラオケみたいなフュージョンソウル系インスト。NG。

A Train / Overdue (Sooto)

もう1枚のアルバムはフリーソウルな曲があったりしてまあまあだったんだけど、こっちはダメ。ファンキーロック「Get A Grip」のみかろうじて聴ける、かもしれない。

Fred Costello / Carryin' On (Avanti)

絶対買いたくない!と思わせるオヤジの微笑み。普通ならジャケだけで完全スルー。しかし!タイトル曲は強力ジャズファンク。けっこうヤバイ。ジャケがイヤでも我慢して買ってみよう!

Special Edition Band / At Last (GSP/Universal Sound)

録音は大嫌いなチープシンセが大活躍しているので80年代と思われる。アップ系の曲はハッキリ言って全部ヒドイ。スローのほうがまし。1曲だけあるフェイバリットはメロウソウルA-2「Sooner Or Later」。

2007.08.26