Vinyl Review - 58
Sylvia
/ Sweet Stuff (Vibration) '77 ソウル界のエロ・ディーバと言えばこの人。その彼女のアルバムの中でも一番レアなのがコレ。ここでも相変わらずの喘ぎまくりエロ・メロウ・ソウル全開。シルヴィアが色っぽく「ミャオミャオ」言っちゃう「Pussycat」はドラムも打っててサイコー! |
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Willie
Wright / Telling The Truth (Hotel) '77 最近JAZZMANから12インチとしてカーティス・メイフィールドのカバー「Right On For The Darkness」が復刻され話題になったことでも知られる黒人フォーク・シンガー&ギタリスト(たぶん同一人物)。「Right〜」のようなグルーヴィーなトラックはないが、「I'm So Happy Now」をはじめ、どれもゆる〜い感じのフォーキー・ソウルで個人的には好みの音。 |
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The
United States Air Force Rock Group / Mach 1 Volume 2 (No
Label) アメリカ空軍バンド。メンバーが同じかどうか覚えていないが、昔違うアルバムを買ってヒドイ目にあった。今回はたまたま試聴できたので迷わず購入。サウンドのチープさは否めないが、そこに味があるのだ。そう思って聴くとB-1のファンク「Whatever」なんかエフェクターのかかったベースやホーンのリフがやけにカッコよく思えてしまう。しかし、A面はなんとヘビメタ状態。お前らポリシーってもんがねぇのかっ! |
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Port
Authority (U.S. Navy Band) / S.T. (The Navy) こっちは比較的よく見かけるアメリカ海軍バンド。シカゴやブラッド・スウェット&ティアーズあたりのブラス・ロックを狙ったと思われるサウンド。白人ががなる歌入りの曲はヒドイが、ジャズ・ファンク的なインスト「U.F.O.」、「Funkophobia」、「Port Authority Bus Blues」がまあまあといったところ。 |
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The
Northern Illinois University Jazz Ensemble / A Salute To
Jazz Education (No Label) 何度も痛い目にあってるにもかかわらず、繰り返しこういう無名の学生ビッグ・バンドを買ってしまう。「Something」、「Jesus Chirust Superstar」なんてベタな選曲されても面白いわけがない。チェイスの「Get It On」のみなんとか聴ける。 |
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The
University Of Bridgeport Jazz Ensemble / New Kids On The
Block (Mark) '81 このタイトルと同じロクでもないグループがいたので一瞬引いたが、もちろん何の関係もない学生ビッグ・バンド。内容的にはフュージョン寄りのサウンドで、中でもアンジェラ・ボフィルのカバー「Angel Of The Night」は、オリジナルよりスムースなアレンジでAORとしても通用するトラックになっている。 |
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The
Mighty Chevelles / S.T. (Flaming Arrow) 恥ずかしながらリプロ(ブート?)との見分けが不明確だったため、なかなか手を出せないでいたが、やっとオリジナルと思しきものをゲット。雄叫びが笑えるクール&ザ・ギャンク的な「Jungle Baby」、ワウギターのカッティングが小気味いい「Shadow Boxing」、タイトルとはまったく趣の異なる荒々しいディープ・ファンク(ロング・ブレイクあり)「Disco Hustle」等々、ローカル・ファンクの鏡とも言える内容。 |
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The
Fabulous Tapps / Core City Communion (Tribute) インプレッションズの影響をモロに受けたようなゴスペル・コーラス・グループ。「ワザとヘタに演奏してんじゃないの?」と思うほどボロボロの曲もあったりする。当然アタリの曲はまったくなし。頼むからアナタタチみたいなのはレコード出さないでください! |
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Metropolitan
Youth For Christ / Soldiers In The Army Of The Lord (N.L.R.L.)
'77 気の迷いか?試聴をしたにもかかわらず、なぜこんなゴスペル・アルバムを買ってしまったのか?しかも2枚組。ヘヴィー過ぎる。「ハレルヤ、ハレルヤ」うるさいが、「I Come To Praise The Lord」のみ微妙にファンキー。 |
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Roy
Meriwether / Nubian Lady (Stinger) '73 テキサスはもちろんだが、インディアナというところもけっこうヤバいブツが多い。ピアニストRoy Meriwether率いるトリオによるライヴ・レコーディング。タイトル曲「Nubian Lady」が徐々にヒート・アップしていくジャズ・ファンク。ちなみに同レーベルからリリースされた次作も同じ会場で行われたライヴ・アルバムとなっている。 |
2008.03.02