Vinyl Review - 68

Owen Marshall / Captain Puff In The Naked Truth (Aditi) '75

Rare Groove A to Z」掲載盤。こういうチープでバカバカしいB級ジャケを見るとうれしくなっちゃう。しかも「Planet Funk」みたいな自分好みの激太ジャズ・ファンクが入ってるんだからうれしさ倍増!

Undergroundrailroad / Tree Of Life / Disovery Club (Discovery)

Rare Groove A to Z」掲載盤。ブラック・ロック・ファンなら必携?とにかくファンカデリックの「I Got A Thing」のカヴァーがダントツにカッコいい。ファンカのフレーズをパクったオリジナルの「A Song」もグッド。ロック・ギターがダメな人は買わないのが正解。高いし。

Mary Mundy / Mother Nature (Image) '80

ニューヨークのマイナー・レーベルに吹き込まれた女性シンガーのアルバム。喘ぎ声がエロチックな「You Put A Hurtin' On Me」は極上のメロウ・ミディアム。

George Danquah / Hot And Jumpy (QuaMi)

Rare Groove A to Z」掲載盤。アフリカはガーナ生まれのギタリスト。やはりハイライトは「Just For A Moment」ということで異論なし。

Little Joe & La Familia / Brown Stuff (BSR) '75

『Follow The Leader』で名を馳せた(?)リトル・ジョー。本作ではファンキーな「La Batea」が人気らしいがインパクトはイマイチ。その他ではライト・テイストのインスト「Cals Pals」で聴けるエレピが印象的。

Ghalib Ghallab / Morning Sunrise (Menage) '80

この翌年に出たライヴ・アルバムがチョイレア盤としてそのスジでは有名(?)なガリブ・ガラブ。それに対してこっちはゴロゴロ転がってる安レコ。でも、フュージョン・ソウル「Make My Move」やAORテイストの「You Give Me A "Lil" Lovin'」等、内容はそう悪くない。

Tommy Vig / 1978 (Dobre)

レス・デマール、ボビー・フォレスター等で知られるレーベル、Dobreからリリースされたヴァイブ奏者のアルバム。大好きなドラマーの一人、エド・グリーンが入っているという理由だけで購入。普段はスタジオ・ミュージシャンらしくバッキングに徹して手数の少ないエドが、驚くほどバカバカと叩きまくっている。但し、彼のファン以外は手を出さないほうが無難かも。

De Anza College Jazz Ensemble / 72/73 (Custom Fidelity)

掘っても掘っても出てくるカレッジ・ビッグ・バンド。スロー・テンポのヘヴィーなジャズ・ファンク「Blue Orleans」に、ともに後半部分がファンキーな「Is There Anything Still There」と「On The Sixth Day」がオススメ。

Jamey Aebersold / Vol.10 David Baker (JA) '76

ジャズを演奏するための教材レコード・シリーズの一枚。ベーシストのルーファス・リードを中心とするトリオが演奏しており、ジャズ・ファンク「Le Miroir Noir」、ボッサ調の「Aulil」、「Soleil d' Altamira」等を収録。

Gloria Barnes / Uptown (Maple)

Rare Groove A to Z」掲載盤。オール・プラチナム系らしいゴツゴツ、ザラザラしたソウル・サウンドが魅力。「I'll Call You Back Later」のようなファンクもいいけど、ゆったりとしたミディアム「Home」も捨て難い。

2009.03.02