ラスヴェガスのマイナー・レーベルから登場、究極の“一筆書き”？ジャケ。 黒人パーカッショニストのエボニーをリーダーとする５人編成のグループ（他の４人は白人）で、「La Conga」を筆頭にファットなジャズ・ファンクが目白押しの好盤。

女性ソウル・ヴォーカル・グループ、オン・カミング・タイムス。オール・プラチナムの中ではあまり目立たないアルバムかもしれない。チャーミングなソウル・ナンバー「Fall All Over In Love Again」や「Love Explosion」もいいけど、なんといっても唯一収録されたヘヴィー・ファンク「The Solution」が最高！

ニューヨーク／ニュージャージー・エリアの無名地元ミュージシャンの演奏を収録したアルバム。キャッチーなライト・ソウル「Steppin' Out Tonight」、女性シンガーの透き通るような歌声が印象的な「Brown Eyed Baby」、アコギとエレピの絡み具合がなんとも心地よい「Mexican Summer」等、プリAOR/SSWファンならイチコロかも。

こちらはシカゴのラジオ局による前掲のものと同種のアルバム。但し、内容的には遥かに劣り、聴けるのはNew Earth Rhythm Bandというグループによるインスト・ファンク「Pork Butts」のみ。ま、これもあくまで“聴ける”という程度．．．

見た目思いっきりギトギト脂ぎった黒人ソウル・シンガー、エスティバン・リンゼイはカナダより登場。アップ系のディスコ・ナンバーの出来は悪いが、外見とはかけ離れた爽やかメロウ・グルーヴ「Fancy Ladies」は、この中では異色かつチョイお薦め。

トランペット奏者デイヴ・ヒバードによるテキサス産プライヴェート・プレス。この人ってメインストリーム等にアルバムを残しているサックス奏者かと思ってたけど、よく見たらあっちはデイヴ・ハバード（Dave Hubbard）なんで別人でした（汗＆恥）。キレのいいジャズ・ファンク「Funk 'N' Wagnalls'」、「Boo!」を収録。メンバーが全員白人のせいか若干フュージョンっぽくて音に深みがないところがタマにキズ。

アンドレ・クロウチがプロデュースしたゴスペル・シスターズの74年作。バックにはCCMファンならお馴染みのハドレ−・ホッケンスミスやビル・マックスウェル等の名前も見える。弾けるようなファンク・ナンバー「Sinnerman (Where Will You Run)」がイチオシ。

シンガー・ソングライターの宝庫、ミネソタからの一枚。このあたりの音に関してはズブのシロートなので詳しいことはわからないけど、この人、他にもけっこうアルバムを出してるみたい。複雑なコード進行でジャジーかつメロウに迫る「Besides」と「On Hold」は、あのマシュー・ラーキン・カッセルに優るとも劣らない逸品！？．．．かもしれない．．．

試聴もせずジャケの雰囲気のみで買ってしまった超駄盤。果てしなくつまらなフュージョン的な曲ばかりで、オープニングなんかシンセにロック・ギターが入って出来損ないのトトみたい。秒殺。

本コーナー700枚目の記念すべきレコードはこれだ！もう何年もプライヴェート・プレスを掘り続けているが、この先これ以上のものが出てくるとはとても思えない。強靭極まりないグルーヴが炸裂する「Mr. Magic」、漆黒のフルート・ファンク「The Road To Nowhere」、疾走感溢れるファンキー・ソウル「Talking About My Baby」、「Who Do You Love」、灼熱のファンク・ジャム「Summer」等、驚愕の内容を誇る“レア・グルーヴの頂”。もちろん「Rare Groove A to Z」掲載盤。