Vinyl Review - 80

Lloyd & The Joys / S.T. (CTC)

「RARE GROOVE A to Z」でDante Carfagna氏がチョイスしていた一枚。但し、残念ながら万人受けする内容じゃないと思う。なにしろニューヨーク録音なのにサウンドのベースはカリビアンってことで落胆は隠せない。ラテン・ロック的なパートの後、ギターのカッティングが入ると哀愁のソウル・チューンに変身する「That Look Of You」とインスト「The New York Business」を聴いてピンとこなければこのレコードのことは忘れてください。

Leon Cook / Cookin' With (Edmar)

バミューダもののわりには中身はけっこうまともなファンク&ソウル。中でもイナタくもメロウな「Steppin In」は最高のミディアム・ソウル。レオン・クックの乾いたギター・カッティングがハマるファンキー・インスト「Because Of Eddy」に、ちっともレゲエじゃないジャズ・ファンク「Evening Reggae」もオススメ。

Scott Cunningham / Blues Take You Over (Marble Bar) '78

ボルティモアのシンガー・ソングライター&ギタリスト、スコット・カニンガムによるマイナー・アイテム。AOR的な「Blues Take You Over」、しっとりとしたジャジー・テイストの「How Much You Mean To Me」、ソプラノ・サックスがハマるレア・グルーヴ「Uncontrolled」、心安らぐ「Let Us Be Close Tonight」等、ナイス・トラックを多数収録。

Jim Gamble / Gamble & Friends (Kris)

日本ではよく見かけるレコードだけど海外ではたまにいい値段がついてたりする。L.A.産らしいストレートな男気ファンク「What Is Today」や「Loose Ends」等、ファンク好きなら買ってもいいかも。安ければ...

Matt Dennis / When We're Alone (Spinrama)

出た!リカルド・マレーロの元ネタ!単にそれだけの理由で買ってしまいました。中身はどうでもいいです。聴く気にもならないし(笑)。

Superior Elevation / Get It Don't Stop (Black Satin) '82

80sファンクなんか好きじゃないんだから買わなきゃいいのに、マイナーなレーベルを見るとつい手を出しちゃう。そしてやっぱり後悔する。ホント学習しないバカだなぁ(笑)。近日売却予定。

Hack & Sack / Here Comes The Judge (Ambassador)

LPだと思って買ったら片面1曲ずつの12インチ・シングル(?)でガッカリ。曲自体はそれほど悪くないファンクだけど、なんかノヴェルティっぽい感じが好みじゃない。ところでこれってショーティ・ロングと同じ曲?

Reverend Bernard Avant & The St. James Gospel Choir / S.T. (The Gospel Truth) '72

やっぱりゴスペル・ソウルは苦手。「The Lord God Is On My Side」では一瞬ファンキーな展開を見せるもののそれっきり。

Billy T. / No Definitions (CBS) '77

某サイトで紹介されてたので買ってみたオーストラリアもの。ポップな「Keep On Dancing」とファンキーな「Live Together」がギリギリで、あとはどうしようもないダメ・ロック。

People's Pleasure With Alive And Well / S.T. (Brownstone)

本コーナー800枚目ってことでコレ。「RARE GROOVE A to Z」でも紹介されているとおり、メロウなトラックの数々と必殺のクロスオーヴァー・ソウル「World Full Of People」を収録した傑作中の傑作にして屈指のレア盤。

* These are NOT all recommended LPs!!!

2009.03.28