ダグラス高校の黒人学生達によるウルトラ・レアな２枚組アルバム。マーヴァ・ホイットニーの「I Made A Mistake」、JB「Soul Pride」のカヴァーに加え、テンポ・アップしたシャイ・ライツの「Give It Away」等、どれも演奏は粗く下手クソだが、それを補ってあまりあるパワーと黒さに圧倒される。それにしても“Century”、恐るべし。

同レーベルからソロ・アルバムも出しているジャッキー・ロスがシカゴのファンク・バンド、サウス・サイド・ムーヴメントとタッグを組んだアルバム。白ラベルでジャケットもないのでプロモ・オンリーなのかもしれない。骨太ファンク「Try It Before You Buy It」やフリーソウル的な「You Are The One That I Need」を収録。

今までまったくスルーしていたサックス奏者チャールズ・オーウェンズのこのアルバム、某サイトで紹介されていたので買ってみたら最高じゃないですか。漆黒のラテン・ソウル・ジャズ「Cool It」に「I Stand Alone」、フルートをフィーチャーしたジャズ・ファンク「Water Brother」等、好みの曲が目白押し。

カリフォルニアのカスタム・レーベル“Custom Fidelity”からリリースされた地元高校の白人ビッグ・バンド。コンピ『School Me!』でチョイスされた「Us」を収録している。ま、あまり好きな曲じゃないんだけど。他の曲も全部ダメダメなビッグ・バンド・ジャズで、「やっぱ白人はNG」と強く感じた次第。

体格良すぎの黒人シンガー、リンダ・コットンと４人の白人ミュージシャンによるコンテンポラリー・ヴォーカル・アルバム。ジャズ系の曲はつまらないけど、お馴染み「Feel Like Makin' Love」のカヴァーやSSW的な「Drivin' Home」はまずまず。

Bill Of Fair、Zweebop、Fanfair等のユニット名義を含めて少なくとも８枚のアルバムをベイビー・グランドからリリースしているキーボード奏者のロナルド・フェア。彼は前述以外のアーティストのプロデュース、アレンジ、作曲等も担当しており、このレーベルの制作スタッフとして中心的な役割を担っていたのかもしれない。但し、本作も含めそのほとんどが退屈なフュージョン的な内容でオススメできるようなものはあまりない。

ロナルド・フェアによる３人組のユニット。もちろん果てしなくつまらないので賢明な方は絶対に買ってはいけません（笑）。

そのロナルド・フェアがプロデューサーとして名を連ねているパーカッショニスト、ハル・ゴードンのアルバム。内容はBGMにしかなりえないような平凡なラテン・ジャズばかりで最後まで聴いていられない。

コアなAORファンの間では昔から隠れた名盤として知られていたらしい。もちろん自分はKon & Amirのコンピによって初めて知ったクチ。予測不能のコード進行、緻密に組み立てられたコーラス・ワーク、イナタすぎず洗練されすぎない音の質感、そしてその中をほのかに漂うメロウネス。この唯一無二の極上サウンドにヤラれない人がこの世の中にいるんだろうか？

どこかのネット・ショップで推薦されていたので買ってみたお皿。“ブラザース”とは名乗っていても実際の兄弟じゃないらしい。そもそも顔全然似てないし。アコギ、フルート、パーカッションがユル〜い雰囲気を作り出す「Just Don't Know」がオススメ。