Vinyl Review - 89
Jay
T. / Party Time (No Label/-/US) 知る人ぞ知るロイ・ポーターの変名レコード。一体どういう経緯でこんなモノが世に出たんだろう? ともかく内容は『Inner Feelings』とまったく同じ。ちなみに曲名が微妙に違っているところが笑えます(Panama→Guatamala、Funny Feelin→Feelin Funny、Wavering→Shimmering)。 |
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First
Class / They Call This Group First Class They Are! (All
Platinum/78/US) オール・プラチナム系の激レア盤といえばマシーンとコレ。80年のシュガーヒル盤と8曲中6曲がダブっているが肝心なのは残る2曲。メロウなテイストのAWBのカヴァー「Nothing You Can Do」に、流麗なストリングスとコーラス・ワークが光るソウル・ダンサー「Give Him Up」、ともに素晴らしいトラックで、本作が単なるレア盤ではないことを証明している。 |
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Infinite
Love Experience / Love Will Never Die (Music World/79/US) プエルトリコ録音でセント・トーマス島のレーベルからリリースされたカリビアンもの。アルバムのラストに収録された「Thank You Lord」のドラム・ブレイクが強烈!って評判ですが、個人的には「ウ〜〜〜ン」と考え込みたくなる感じ(笑)。 |
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Free
Love / S.T. (Emkay/79/US) 黒人3人と白人2人の5人組グループによるマイナー皿。プロデューサーにオリヴァー・セイン、ベーシストとしてポール・ジャクソン等、有名ミュージシャンも参加している。「Pushin' To The Top」や「I've Been A Good Man」等、いかにも白黒混合といった感じのライトなソウル/ファンクが聴ける。 |
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Calender
/ It's A Monster (Pi Kappa/76/US) “A to Z”でKon & Amirが紹介していたファンク・グループ。ただ個人的には特に響く曲はなく、ラストのインスト・ファンク「Monster」がまあまあってくらい。 |
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Eddie
Robinson / You In My Life (Ren Unlimited/79/US) ゴスペル・ソウル・シンガー&ソングライター、エディ・ロビンソン。全体的に地味な印象は否めないけど、「God's Love Song」や「Too Often We Forget」なんかはなかなか味があって嫌いじゃない。 |
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Ernie
Fields / I'll Be Loving You (Crush/-/US) お馴染み使いまわしジャケの自主制作盤(たぶん)。初っ端からバラーディアー的なヴォーカルを聴かされ早くもウンザリ。ラストのマザコン・ソング「Mama」では“ママ、ママ”と連呼し、気持ち悪いことこのうえない。まともな曲もあるにはあるけど何度も聴きなおしたくなるような魅力はゼロ。 |
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Hollywood
Lights / S.T. (Baby Grand/77/US) さすがベイビー・グランド、ジャケからして怪しい。ま、9割がた内容が伴わないんだけど(笑)。「Isn't It Just Like Her?」と「Bottom Of The Blues」は、AORファンなら許容範囲内かも。 |
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Irma
Juarez / Free To Fall In Love (Irma's/76/US) ハワイ以外の何ものでもないジャケに惹かれ思わず買ってしまったお皿。しかし裏ジャケには白人の太ったオバちゃんが...イヤな予感は的中してしまいました。あぁ... |
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Ike
& Tina Turner / Too Hot To Hold (TSG/76/US) こんなビッグ・ネームもTSGから出しているのだから驚き。といっても自らの意志でリリースしたわけじゃないでしょう。第一内容は1969年にリリースされた『Get It Together』と同じ。せめて未発表曲でも入れてくれればよかったのに。TSGをコンプしたい人以外はスルーで問題ないと思います。 |
* These are NOT all recommended LPs!!!
2011.02.25