Vinyl Review - 91
Machine
/ S.T. (All Platinum/-/US) オール・プラチナム・レーベルのハウス・バンドによる唯一のアルバム。リーダーと思しきギタリストのマイケル・ワトソンはワットノウツやエスコーツ等にもファンキーな楽曲を提供している人物だ。そのワットノウツの「Why Can't People Be Colors Too?」(ワトソン作)を筆頭に、「Time Is Running Out」、「Headhunter」、「World」、「Lock Your Door」と分厚いファンク・チューン満載の度肝を抜かれる一枚。 |
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Thelma
Houston / Deep Deep Soul (Koala/79/US) ジャケットは彼女の77年作『The Devil In Me』を使っているが、実際には複数のアーティストによる楽曲が収められている。このあたりの胡散臭さからするとこのレーベルも税金対策用ではないだろうか? 内容はハッキリ言ってイマイチ。 |
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Edwin
Birdsong / Dance Of Suvival このレコード、銀ジャケと銅ジャケの2種類があります。内容は同じ、マトリックスも同じ。どっちが先かは勉強不足のためわかりません。個人的には「どーでもいいや」と思いつつも一応2枚所有してます。オタクですから(笑)。 |
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Richard
Stepp / Holiday In Hollywood (Infinity/79/US) 隠れた人気の本作。というのも極上のメロウ・フローター「Caught In A Whirlwind」が収録されているからだろう。名手エド・グリーンが紡ぎだす“ゆらぎ”のグルーヴが光る。「When We Meet Again」もいいが、その2曲以外がヒドすぎる。 |
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Mike
Barnes / I Like It Here (Mike Barnes Ministries/80/US) ゴスペル・ソウルと言うよりCCMと言ったほうが適切かも。「Nobody Wants To Go」や「Treasure」などソウル・ファンよりもAORファンに受け入れられそうなサウンド。 |
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Dock
"Sunny" Price / Strickly Business Face-To-Face
The Liza & John Henry Story (Eureka/-/US) “レア・グルーヴ”だというので買ってみたものの内容はブルースでそれっぽい曲はなし。しかも録音が70年代後半らしく音質的にも自分向きじゃないし...ブルース・ハープも苦手だし... |
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Long
Beach Southernairs / Keep On Traveling On (Hooks &
Mystic/79/US) ゴスペル・エリアもそれなりに掘ってきたつもりだけど、99%以上カスであることは間違いない。ジャケがそそるこのアルバムもタイトル曲がかろうじて聴けるのみ。 |
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Florida
/ Live (D.A.O/82/US) 使い回し率ナンバーワンの海岸ジャケ。今回は7人組の白人バンド。アースの曲をカヴァーしたかと思えば続く曲はカントリー・メドレーだったり、裏に返せば下手なフュージョンだったりしてもう無茶苦茶。「Try Once More」がAOR的にギリギリの線か? |
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V.A.
/ Disco Gold (Scepter/75/US) ジャケもタイトルもいかにも安っぽいディスコもののコンピレーション?と思ってスルーしちゃうと後悔するかも。パティ・ジョーが歌うカーティス・メイフィールドのカヴァー「Ain't No Love Lost」と「Make Me Believe In You」なんかは秀逸です。ちなみにこのレコード、見開きジャケとそうでないものがあります。 |
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Yellow
Sunshine / S.T. (Gamble/73/US) グループ名でもありタイトル・トラックでもある「Yellow Sunshine」は『Ultimate Breaks & Beats』にも収録されたファンク・クラシック。エレピ、ギター、パーカッションが絶妙に絡み合うジャズ・ファンク「Happiness」も太く厚みのあるサウンドが最高。 |
* These are NOT all recommended LPs!!!
2011.06.03