Vinyl Review - 93
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The
Corner Gang / Stone Out Of Your Mind (TSG/76/US) 一応TSGってことでレア盤ではありますが、ファンクの「Like I Do」以外はかなり退屈。見つけたら必ず試聴してから買いましょう。内容的には2千円クラスです(笑)。 |
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Beres
Hammond / Just A Man (Joe Gibbs/79/JAM) レゲエってリズムがどうにも苦手。苦手なんで当然疎いわけで、その世界では有名らしいこの人のことも恥ずかしながら全然知りませんでした。でも、このアルバムはレゲエをやってないので問題なし。「Just A Man」や「I'm In Love With You」など上質のメロウ・ソウルを収録したお気に入りの一枚です。 |
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The
Kays / Deep In The Night (HMC/83/US) 針を下ろした途端、弾むようなサウンドが飛び込んでくる。「これってどこかで聴いたような...ん?エンターテイナーズ?」と思ってよく調べてみたら、レーベルもプロデューサーも彼らと同じでした。ただ、音的にはより白く甘くポップなのでダメな人はダメだと思います。 |
Nashville
Depoe / Disco-Train (Guinness/77/US) このアルバム、一貫性が感じられないなんて意見もあるようですが、それは当たり前。なにしろ税金対策レーベルなんですからそんなものを求めるほうが無理な話です。マイケル・コールマンが歌うタイトル曲と「I'm A Lover」あたりのファンクを素直に楽しみましょう。それにしてもギネスってたくさん出てるわりにいいものが少ないなぁ。 |
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Golden
Throat / S.T. (Trim/-/US) ノヘラニ・シプリアーノが在籍していたハワイのグループで、バックにはシーウィンドのキム・ハッチクロフトやケン・ワイルドも参加してます。但し、洗練されたコンテンポラリー・ハワイ・サウンドではなく、素朴なフォーク・ロック的な内容。「Communications」は唯一のファンキー・トラック。 |
Rudy
Love & The Love Family / S.T. (Calla/76/US) コンポーザーでマルチ・プレイヤーのルディ・ラヴを中心とするファミリー・グループ。この人たちってあまり話題にならない気がしますが個人的にはけっこうお気に入り。本作もオープニングの「Ain't Nuthin' Spooky」からグッと引き寄せられます。スローの「My Imagination」や「Disco Queen」、「Does Your Mama Know」といったファンクもオススメ。 |
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Rudy
Love & The Love Family / This Song Is For You (Calla/78/US) こっちは2作目になるんでしょうか。メロウかつファンキーな「Take Nothing For Granted」、ゆったりとしたテンポで心和ませる「This Song Is For You」、前作にも収録されていた「My Imagination」等、前作に引き続きコスト・パフォーマンスは悪くないと思います。 |
C.M.
Lord / High Steppin' (Baby Grand/79/US) ベイビー・グランドのアルバムは同じ内容でジャケが2種類あることが多い。これも以前紹介した『A Fat Chance』というアルバムと中身はまったく同じ。本当に不可解なレーベルですね。 |
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Bobby
Hutton / Piece Of The Action (ABC/73/US) フリーソウル的な「Can't Get Enough Of Your Love」を収録した人気盤。ただ個人的には黒っぽさが希薄なポップ・ソングに聴こえてしまってNG。 |
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Esquires
/ Esquires Now Born To Win (Antillana/73/BAR) バハマのフランク・ペンのバック・バンドが“Esquires Ltd.”でしたが、同じグループなんでしょうか? こちらはトリニダード録音でメンバーのクレジットがないため確認できませんでした。パーカッションを前面に押し出し、ドラム・ブレイクも挿入されたジェイムズ・ブラウンのカヴァー「Think」がベスト・トラック。 |
* These are NOT all recommended LPs!!!
2011.07.17